ベダリアテントウ
Rodolia cardinalis
 ベダリアテントウは体長約5mmの小型のテントウムシです。
 柑橘類につくイセリアカイガラムシの駆除のため移入されました。 今ではイセリアカイガラムシもベダリアテントウも少なくなりました。
 イセリアカイガラムシとベダリアテントウの卵です。
 イセリアカイガラムシは遊歩道の脇に植えられたユキヤナギで見つかる事があります。
 私の観察域の遊歩道では4ヵ所で見られました。柏原市の山ではアカメガシワにビッシリ付いていました。
 初めて見つけたのは7月30日でユキヤナギにいました。
 前年の12月に成虫が見つかり、その後探しつづけていました。 この遊歩道の植木はよく刈り込みが行われ心配もつづきました。
 イセリアの表面に赤い卵が10個産み付けられていました。
 産卵日は分かりませんが見つけた翌日孵化しました。
 上の画像の右にいる1匹で、1oもありませんでした。 10日でこの大きさまで育ちました。ずっとこの場所から離れませんでした。
 終令になると幼虫の表面が白っぽくなって来ました。 この現象はベニヘリテントウと同じようです。
 ベニヘリテントウはこの時体長約10mmでしたがベダリアテントウは7mmほどでした。
 約1週間で蛹になりました。
 幼虫時の外皮が割れて中にさなぎがいました。
 アカホシテントウ、ヒメアカホシテントウ、 ベニヘリテントウ、ベダリアテントウ、どれもカイガラムシを食べる種類ですが蛹の状態が同じです。
 7日後羽化しました。
 とても美しい赤色です。
 ベニヘリテントウの時よりも赤色は濃いです。 蛹の状態は同じでも羽化後の色は違っていました。
 アカホシテントウとヒメアカホシテントウは黄色でした。
 羽化しても3日間ほど、じっと殻の中に閉じこもっていました。
 ただし、1日目でも触ってみると殻から逃げ出しました。
 ヨツボシテントウの模様ととてもよく似ています。 ヨツボシテントウの点々は丸いですがベダリアテントウはハの字型に長くなっています。
 2000年の1月に柏原市山の井町の山にあるアカメカシワの下で、 落葉した枯葉のなかにイセリアカイガラムシの付いた葉がありこれにベダリアテントウの幼虫や蛹がついていました。
 これは持ち帰って羽化させましたが、ベダリアテントウは冬になっても羽化は続くようです。 成虫で越冬しますので冬の寒さには強いのだと思います。

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