キイロテントウ
Illeis koebelei
 体長約5mm。
 キイロテントウは成虫で越冬していますので、冬にも見つかりますが春になるとノバラなどでよく見つかります。
 しかし、私は春の繁殖を見たことがありません。 9月になって、スズメウリやキリの葉に白渋菌がついてくると繁殖が見られました。
 卵は一度に7個〜10個くらい産卵しています。
 白い卵です。
 2令幼虫は3mmくらいになっています。色はまだ白色です。
 3令幼虫になると黄色くなり、黒い模様とのコントラストが綺麗になりました。
 体長は約6mmでした。
 可愛い顔の蛹になりました。羽になる部分が耳のようで猫ちゃんの顔のようです。中の黄色が透けて見えているようです。
 羽化直後の羽の色は黄色で成虫と変わらず、ちょっと面白みがありませんでした。
 体長約5mmと小さいテントウムシですが子供達には人気があります。
 白渋菌を食べますがクモガタテントウと一緒にいるところはあまり見ません。(1回だけ見たことがあります)。
 キリの幼木です。
 大阪府柏原市平野二丁目から登る、柏原創造の森の中に写真のキリの木があります。
 この木で1999年、2000年と2年続けて大繁殖していました。 一枚の葉に20匹ほどの幼虫がいてそれが10枚ほどの葉に付いていました。
 ここでおよそ200匹が羽化していったようです。 この下にはスズメウリも生えていて、それにもキイロテントウが繁殖していました。

 ここ創造の森では、ナミテントウ、トホシテントウ、ニジュウヤホシテントウも見つかりました。

 トップページへ戻る