ニジュウヤホシテントウ
Epilachna vigintioctopunctata |
|
ニジュウヤホシテントウは植物の葉を食べるテントウムシです。 ナス、ジャガイモ、イヌホウズキなどの葉をよく食べますのでこれらの葉を探しましょう。 | |
アカホシテントウさんのの観察では、繁殖活動は4月と8月に始まるようです。 この頃に上記の葉で成虫や卵が見つかります。卵は黄色です。ナミテントウの卵より細いです。 |
|
産卵後、7日〜10日で孵化します。幼虫の姿は同じ植物食のトホシテントウと同じです。 ただし、トホシテントウの幼虫は黄色ですがニジュウヤホシテントウの幼虫は白色です。 | |
終令幼虫になると棘の生え際が黒色になり体長は8mmくらいになっています。 葉裏に粘液で固着したら1週間で蛹になります。 | |
幼虫時の皮が裂けて真っ白の蛹が現れました。トホシテントウはまっ黄色でした。 幼虫の時の色が蛹にも伝わるのでしょうか。 | |
一日で黒い模様が出来ました。顔の模様はトホシテントウにそっくりですね。 もっともどちらに似ているのか判りませんが。オオニジュウヤホシテントウも似ているのでしょうね。 | |
8日後に羽化しました。不思議ですね黄色の羽です。トホシテントウも同じ黄色でした。 | |
幼虫と蛹の時は別々で白色と黄色でしたが羽化して出てくると同じ黄色でした。 まるで手品のようです。点点模様もだんだんと色濃くなってきました。 | |
翌日の朝には普通の色になっていました。ニジュウヤホシテントウはナスやジャガイモの葉を 食べますので農作物の害虫と言えます。家の前の鉢植えのナスにも来ている事があります。 | |
このテントウムシはとても繁殖力が強く、成虫になるとすぐに産卵できるようで、
秋には二代つづけて繁殖し葉がすべて食べ尽くされているのを見たことがあります。
イヌホウズキは町中でも生えており、これにニジュウヤホシテントウがよく見つかっています。 ナナホシテントウやナミテントウは捕らえようと手を出すと素早く落下して逃げますが、 ニジュウヤホシテントウは逃げるのが遅く簡単に手で捕れます。 家の近くにイヌホウズキが生えていれば飼育はとても楽です。 |
トップページへ戻る |